深掘り*タカラヅカ

男役イメージの研究で修士号を取得した筆者が、宝塚をあれこれマニアックに深掘りします。イラストや創作も。

彩風・朝月で「色」テーマ【レヴュー創作】☆絵追加

*この記事には、「〇〇さんでこんなレヴューが見たい!」という私の創作を載せています。

従ってこのシリーズには、実在の生徒さんのお名前が登場します。

中には卒業した生徒さんや、トップにはなっていないけれど主演に据えている生徒さん、組んでいない主演コンビ、組替え前の組に出ている生徒さんなども登場しています。

そういったものが苦手な方は閲覧をお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます<m(__)m>

 

 

 

 

 

レヴュー創作第32弾は、彩風咲奈さん・朝月希和さん主演の雪組による、「色」がテーマのレヴューです🌈

 

 

最近シティ・ポップに凝っているのですが、その中でも特に大滝詠一の「君は天然色」がお気に入りで。

歌詞や音楽に胸を焦がす中で、ちょうど朝月さんのご卒業が発表され、歌詞の中の2人がさききわコンビっぽいかな?と思って、重ねて聴いてしまって。

 

そこに、お二人でせめてもう一公演二本立てが見たかったとの想いが加わり、それなら「色」をテーマにレヴューを一本仕立ててみたいなと思って、創作に至りました。

 

また彩風さんの芸名には「彩」の文字も入っていますし、彼女が主演の作品のテーマとしてもいいんじゃないかと思ったりしてます。

 

 

 

 

タイトルは、

レヴュー・エスポワール『シュシュ*クルール』

と致しました。

 

全てフランス語で、espoirは「希望」(=希和さんの希から)を意味します。

明るくてキラキラした雰囲気を出したくて。

 

またchouchouは「お気に入り」、couleurは「色」という意味です。

単語を並べただけなので文法上は「お気に入りの色」という意味にはならないのですが、響き重視で。

 

真ん中の*は、花にも雪の結晶にも見えるかなと思い、入れてます。

 

とにかくかわいい感じを重視して付けました🌼

 

 

 

開演前の電飾やセットは、以下のような感じで。

 

 

虹を架けてみました*

 

 

 

それでは、各シーンの詳細に移ります🎨

 

 

 

1er couleur:vert tendre/coloré

プロローグは、彩風さんが背中向きでせり上がって登場する形でスタート。

 

彩風さんがプリズムを掲げると、それにライトが当たって七色の光が生まれ、幕が振り落とされ組子たちが登場します。

 

お衣装は、雪組カラーのミントグリーン×虹色なものを。

娘役さんには、以下のようなスカート部分がレインボーのチュールになったドレスを着て頂きたいです♥

www.mwed.jp

 

 

 

 

2e couleur:jaune

トップコンビのシーンで、曲は冒頭で言及した大滝詠一の「君は天然色」を使います。

君は天然色 (Single Version)

君は天然色 (Single Version)

  • provided courtesy of iTunes

 

 

まず舞台には、朝月さんの姿を撮った何枚かのモノクロのポラロイド写真のセットが登場します。

朝月さんのお衣装は麦わら帽子に黄色のワンピースで、手には一輪のひまわりを持って頂きます🌻

 

次に彩風さん演じる青年が登場し、想い出の恋人(=朝月さん)を懐かしみながら、銀橋を渡って1番を歌います。

 

するとセットの中から、朝月さん演じる色点いた恋人が登場し、二人のデュエットダンスとなります。

 

 

 

しかし時間になると、恋人は消え去ってしまいます。

後奏にて青年は、手を伸ばし彼女を愛おしみます。

 

 

テーマカラーは黄色に設定しましたが、『SUPER VOYAGER!』でお二人が組んだ「海の見える街」のシーンでもお二人のお衣装が黄色系統だったので、想い出の色という感じでちょうどよかったかなと思います😌

(さききわ…🥺)

 

 

 

 

3e couleur:bleu ciel et orange

続いては朝美さん中心のシーンで、ヒロイン役には野々花さんを。

 

朝美さんがハワイがお好きということなので、ハワイの青い空と青い海とまぶしい太陽のシーン

差し色にはオレンジを用います。

 

曲はいきものがかりの「マイサンシャインストーリー」を使い、

 

エスポワールの部分を存分に担って頂く形で、前向きな希望とキラキラしかない!という雰囲気のダンスシーンにしたいです✨

 

野々花さんの持ち味もその明るい笑顔だと思うので、このシーンにぴったりだと思います!

 

 

 

 

4e couleur:bleu

中詰めのシーンは、ラテンな雰囲気漂う社交場。

テーマカラーは、深い青です。

 

まず男役と娘役が組み、列になって橋を渡ります。

喜劇歌《青いマズルカ》より、こちらの歌に乗せて「パーティーへ向かうぞ」と楽しみな気持ちを歌う組子たち。

喜歌劇「青いマズルカ」: Ich bin zum ersten Mal verliebt nach Motiven aus

喜歌劇「青いマズルカ」: Ich bin zum ersten Mal verliebt nach Motiven aus

  • Die Berliner
  • クラシック
  • ¥204
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歌の中心は、久城さんと妃華さんにお願いしたいです。

 

 

幕が上がった後は、ルロイ・アンダーソンの「ブルー・タンゴ」にのせて、皆タンゴを踊ります。

ブルー・タンゴ

ブルー・タンゴ

  • provided courtesy of iTunes

 

キレッキレにタンゴを踊る和希さんの見せ場も欲しいです!

 

 

 

曲が終わると、彩風さんは朝月さんに向けて、安全地帯の「熱視線」を歌います。

(一度限りのパートナーでは終わらせないぞ、逃さないという感じで)

熱視線

熱視線

  • 安全地帯
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

途中の歌手は諏訪さんにお願いし、二人のダンスとなります。

そしてそのまま、総踊りへと移ります。

 

色は落ち着いた青ですが、心の中では恋の炎がメラメラと燃えているイメージで。

 

 

 

総踊りが終わると組子がはけ、朝美さんと夢白さんが残ります。

お二人にはタンゴのシーンから組んで頂きたいのですが、ここで朝美さんは夢白さんに捨てられてしまいます。

 

何もかも絶望した朝美さん演じる青年は、タイをほどきウィスキーをあおります。

そして、ピアソラの「わが死へのバラード」を歌って銀橋を渡ります。

 

朝美さんの力強く艶っぽい歌声を響かせて頂きたいです♥

 

 

 

5e couleur:blanc de perle

このシーンは粉雪舞うクリスマス・イヴが舞台で、パールホワイトがテーマカラーです。

 

 

まず、縣さん中心に若手男役たちが、Backstreet Boysの「It's Christmas Time Again」を歌いながら、緞帳前で踊ります。


www.youtube.com

(この曲高校生の時からお気に入りだったんですけど、気づいたらApple Musicから消えていた…悲しい😭)

 

 

 

そして白いお衣装に身を包んだ朝月さんが登場し、銀橋にて松田聖子の「Pearl-White Eve」を歌います。

Pearl-White Eve

Pearl-White Eve

  • 松田 聖子
  • J-Pop
  • ¥255
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手には赤いキャンドルを一本持って頂くのですが、幕が上がると同じようにキャンドルを持った組子たちと彩風さんが待っており、カップルたちのダンスとなります。

彩風さんのお衣装は、朝月さんと同じく真っ白なもので。

 

やがて組子たちはキャンドルを舞台上に置いてはけ、沢山のキャンドルの炎がゆらめくロマンチックな舞台に、彩風さんと朝月さんは二人きりとなります。

 

ラスサビの前くらいからカゲソロを有栖さんにお願いし、トップコンビの幸せなデュエットダンスとなります。

振り付けには、おでこコツンもぜひ欲しいです!

 

 

 

 

6e couleur:blanc

引き続きテーマカラーは白系で、雪の妖精によるラインダンスです❄

センターは、とっても愛らしい華純さんにお願いしたいです♡

 

曲は、SEKAI NO OWARIの「スノーマジックファンタジー」を使います。

スノーマジックファンタジー

スノーマジックファンタジー

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7e couleur:blanc~rose~rouge

ここからフィナーレに入り、白が段々と赤に染まっていきます。

 

まずはフィナーレの歌手の和希さんが、若手を引き連れて銀橋で歌い踊ります。

曲は、CNBLUEの「WHITE」を使います。

(和希さん×韓流が欲しい…)

WHITE

WHITE

  • CNBLUE
  • ロック
  • ¥255
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この曲の後奏にて、袖から朝月さんが登場。

和希さんとの同期の絡みがあった後、大階段が登場して娘役群舞へと移ります。

 

曲は、IZ*ONEの「La Vie en Rose」を使います。

La Vie en Rose

La Vie en Rose

  • provided courtesy of iTunes

 

ドレスはピンクのグラデーションカラーで、バラの花びらのようなデザインのものを。

そして、朝月さんのしなやかなスカートさばきが堪能できる振り付けとしたいです!

 

 

 

続いて、大階段の黒燕尾男役群舞となります。

曲は、エディット・ピアフの「バラ色の人生」を用います。

バラ色の人生

バラ色の人生

  • provided courtesy of iTunes

 

岩谷時子さんの訳詞の「あなたゆえの~」 という部分がとてもロマンティックで素敵だったので、その一連の歌詞を歌ってから踊り出す形にしたいです。

 

 

 

 

最後に、トップコンビのやわらかなデュエットダンスとなります。

曲は、松田聖子の「赤いスイートピー」を使います。

赤いスイートピー

赤いスイートピー

  • 松田 聖子
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

この曲のパフォーマンス映像を見た際、確か赤いスイートピーのブーケを持って歌ったものがあって、とっても素敵でした。

また、『BEAUTIFUL GARDEN』で仙名さんがブーケを持ってデュエダンを踊っていたのも印象的だったので、今回も同じように朝月さんには、赤いスイートピーのブーケを持って踊って頂きたいです💐

 

本当にもう、愛と幸せに満ち溢れたデュエダンが見たいです☺️

 

 

 

8e couleur:violet/coloré

パレードのお衣装は『モアー・ダンディズム!』のプロローグのパステルカラー版という感じで、皆違った色のお衣装を着用します。

 

トップコンビのお二人にはザ・タカラヅカなイメージで、すみれ色のお衣装を着て頂きたいです💜

 

 

またエトワールは、音彩さんにお願いしたいです🎶

シャンシャンは、オーロラローズを2本束ねたものを!

 

 

*これです!

watts-online.jp

 

 

 

 

朝月さんが、松田聖子がお好きだと仰っていた記憶なので、今回は要所要所で彼女の曲を使ってみました。

 

また朝月さんの組にちなんだ、花と雪をモチーフとして使えたのもよかったかなと思います。

 

  

すでにご卒業までの出演作品は決まっていますが、それらがどうか朝月さんが目いっぱい輝けるものでありますようにと、ただただ願うばかりです。

 

 

 

★公開に合わせ、イラストを描きました!

 



 

 

🍊さききわコンビでもう一作書いてます🍨👇

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

 

 

ここまで読んで下さって、本当にありがとうございます💚

 

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月城・海乃で「昭和」テーマ【レヴュー創作】☆絵追加

*この記事には、「〇〇さんでこんなレヴューが見たい!」という私の創作を載せています。

従ってこのシリーズには、実在の生徒さんのお名前が登場します。

中には卒業した生徒さんや、トップにはなっていないけれど主演に据えている生徒さん、組んでいない主演コンビ、組替え前の組に出ている生徒さんなども登場しています。

そういったものが苦手な方は閲覧をお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます<m(__)m>

 

 

 

レヴュー創作第31弾(!!)は、月城かなとさん・海乃美月さん主演の月組による、「昭和」がテーマのレヴューです❤️

 

このテーマは月城さん・鳳月さん・風間さんのお三方が、皆さん昭和のスターっぽい雰囲気をお持ちだと思っていたところから着想しました✨

 

また、昭和の歌謡曲を中心に選曲した作品があっても面白いかなと思いまして😉

(もともと、タカラヅカと昭和の歌謡曲は相性いいと思います👌)

 

 

 

タイトルは、

レトロ・ショウ『ノスタルジック・メモリィ』

と致しました。

 

開演前の電飾やセットは、以下のような感じで。

 

 

『La Esmeralda』のそれと同じように、レトロちっくなフォントで。

昭和の歌番組みたいな雰囲気にしたいです!

 

 

それでは、各シーンの詳細へと移ります💁‍♀️

 

 

 

第1章 昭和幻想(プロローグ)

光月さんが店主を務める、古ぼけた中古のレコードショップからスタート。

一輝さん演じる令和ボーイと、華羽さん演じる令和ガール(かわいい107期コンビ♡)が店に迷い込み、一枚のレコードをかけてみるところから始まります。

 

音楽が流れると、月城さん演じる昭和の大スタアの亡霊が呼び起され、あの時代はよかった…と懐古の気持ちを歌います。

 

曲は、沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」を使います。

カサブランカ・ダンディ

カサブランカ・ダンディ

  • provided courtesy of iTunes

 

 

そして次々に昭和の男・昭和の女たちが舞台上に登場し、主題歌を歌います。

 

 

 

プロローグが終わると、月城さん+海乃さん+下級生による幕前。

曲は、田原俊彦の「ロマンティストでいいじゃない」を歌って頂きます。

ロマンティストでいいじゃない

ロマンティストでいいじゃない

 

(この曲、昭和どころか今月発売で全然何でもないんですけど、雰囲気が合うかなと思って入れてしまいました😂

まぁ、歌ってるのが昭和のスタアさんなのでいっか…

 

あと、歌詞に「月のシャワー浴びて」とあって、月組とれこうみコンビにぴったりだと思いまして~🌙)

 

ラストには、月城さんに首傾げ+ウィンクを頂きたいです🥰

 

 

 

 

第2章 Unforgettable Summer

お次のシーンは、夏の海が舞台。

まず風間さん・礼華さん・彩海さんの三人が銀橋にて、青い三角定規の「太陽がくれた季節」を歌います。

太陽がくれた季節

太陽がくれた季節

  • provided courtesy of iTunes

 

 

若さ溢れるフレッシュな感じでお願いしたいです🌞

 

 

その後、同曲にて男役と娘役がアベック(敢えてw)となり、海辺でのデュエットダンスとなります。

 

終わり掛けには海乃さんと鳳月さんが舞台の上下から歩いて登場し、出会って恋に落ちます。組んで踊る二人。

 

鳳月さんは海乃さんに、お揃いのヨットパーカーと白いデッキシューズをプレゼントし、海乃さんはそれらを身に付けます。

 

 

 

しかし鳳月さんは一人、ヨットに乗りに行ってしまいます。

陸の上から海を見つめる、海乃さん演じる少女。

 

ここで海乃さんには、松田聖子の「Sailing」を歌って頂きます。

Sailing

Sailing

  • 松田 聖子
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

(海乃さんに歌って頂きたい松田聖子ソング第1位を、やっとここで使うことができた…)

 

 

 

ほんのり切なさを滲ませて歌って頂きたいです⛵

 

そして照明が暗くなり、海辺にて二人すれ違い、やがて別れが訪れます。

ここで鳳月さんにはThe Wild Onesの「想い出の渚」を歌って頂きます。

想い出の渚

想い出の渚

  • The Wild Ones
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

海乃さんにはヨットパーカーを脱ぎ、裸足になった上で、舞台上で情感溢れるしなやかなダンスを踊って頂きたいです。

 

 

 

せ、切ない~!

 

 

 

 

第3章 よい子のおひめさまぬりえ

このシーンは、昭和レトロなおひめさまの塗り絵から着想しました。

あと、月城さんにザ・正統派な王子様をやって頂きたく✨

 

まず、花妃さん演じる女の子が、王子様とお姫様の塗り絵を始めます。

そして彼女が色を塗り始めると、塗り絵の中の王子様とお姫様たちが舞台上に登場します。

お姫様のセンターは、彩さんに。

 

ここの曲はオペレッタ《ルーナ夫人》より、こちらを。

オペレッタ《ルーナ夫人》 月にある宮殿なんて

オペレッタ《ルーナ夫人》 月にある宮殿なんて

  • ヘルタ・タルマー, フランツ・フェーリンガー, ギュンター・カルマン合唱団, 大オペレッタ管弦楽団 & フランツ・マルザレク
  • クラシック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

そして、王子様とお姫様たちのダンスとなります。

曲は、キャンディーズの「Moonlight」を。

Moonlight

Moonlight

  • provided courtesy of iTunes

 

ヴォーカルは、麗さんにお願いしたいです🎶

 

 

最後に、花妃さんもお姫様ドレスに着替えて登場し、幕となります。

 

 

曲もまた🌛モチーフになりました😌

月組に月選びがちマン)

 

 

 

 

第4章 DISCO!

中詰めは、70年代風のディスコが舞台。

(80年代の曲も多いですが🤣)

 

まずは天紫さん・白河さん・きよらさんの三人組が、EPOの「DOWN TOWN」を歌いながら銀橋を渡ります。

DOWN TOWN

DOWN TOWN

  • EPO
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

先日このドラマを見たんですけど、

www.nhk.jp

 

女性キャスト三人で「DOWN TOWN」を歌い踊るのがとても素敵だったので、真似して取り入れてみました💃💃💃

 

 

 

幕が上がるとミラーボールが回り、舞台はディスコへと移ります🪩

幕開きの曲は鳳月さんに、Earth, Wind & Fireの「Boogie Wonderland」をノリノリで歌って頂きたいです🎙

Boogie Wonderland

Boogie Wonderland

  • Power Music Workout
  • ダンス
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

お次は海乃さんに、竹内まりやの「プラスティック・ラブ」をしっとりと。

(「恋なんてただのゲーム 楽しめばそれでいいの」な冷めた海乃さん、めっちゃ見たい…)

 

※オリジナルの試聴に歌唱部分が入ってなかったので、カヴァー貼っておきます

プラスティック・ラブ

プラスティック・ラブ

  • 田中裕梨
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

舞浜のモアナも素敵でしたし、海乃さんの地声歌唱が聴きたいのです💙

 

 

 

ここで、月城さん中心にかっこいい男役グループがディスコへ入ってきます。

髪を撫でつけて、爆イケな感じで決めて頂きたいです♥

 

そして月城さんと海乃さんが出会い、激しく恋に落ちます。

(先ほどまでは冷めていた海乃さんが、恋に熱くなる感じで)

 

ここの曲は、C-C-Bの「Romanticが止まらない」を。

Romanticが止まらない

Romanticが止まらない

 

イメージは、大好きな『ル・ポァゾン』のジゴロのシーンです🕺

キスシーン→月城さんが唇をぬぐう仕草で、この曲が始まって欲しい。

 

歌詞にあるので、海乃さんのお靴は青いハイヒールを。

娘役さんのお衣装は、70年代に流行していたベルボトムもいいかもですね!

 

 

そして、マクファデン&ホワイトヘッドの「Ain't No Stoppin' Us Now」に乗せた、総踊りとなります。

Ain't No Stoppin' Us Now

Ain't No Stoppin' Us Now

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

私は、このシーンでアフロ祭りが行われるのが死ぬほど見たい…🤭

 

あと「うたごころ#19」にて突如爆誕した、礼華さんDJにまたご登場頂きたいです💜

https://www.tca-pictures.net/skystage/Prgm/Detail/9702.html

 

 

 

 

~間奏曲~

ここで一息クールダウン。

前の場面で風間さんにはきよらさんと組んで頂きたいのですが、音楽がフェードアウトするとともに幕が降りると、風間さんはきよらさんに別れを告げます。

 

ディスコの喧騒から離れ、一人銀橋へと歩く風間さん。

そして、沢田研二の「サムライ」を歌い出します。

サムライ

サムライ

  • provided courtesy of iTunes

 

お衣装はハットにトレンチといういでたちで、思い切り哀愁を漂わせて。

 

 

せ、切ない〜!(2回目)

 

 

 

第5章 Success

夢・情熱・成功がテーマで、80年代の洋画みたいなイメージのストーリー仕立てのシーンです。

 

舞台は演劇・ダンスなどの舞台芸術系のスクール。

まず夢奈さんと蓮さん中心に、渡辺美里の「My Revolution」が歌われます。

My Revolution

My Revolution

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

舞台上には月城さん演じる演劇青年と、海乃さん演じるバレリーナが登場。

二人は恋人同士という設定です。

音楽に乗せて、互いに努力を重ねる様子が描かれます。

 

 

やがて、上下から銀橋へ進む二人。

明日の大切なオーディションに向けて、「あなたならできる、お互いを信じてる」と歌い合います。

 

二人のデュエットは、Berlinの「Take My Breath Away」に乗せて。

Take My Breath Away

Take My Breath Away

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

 

そしてオーディション当日。

二人は見事力を出し切り、合格を勝ち取るのでした。

 

 

ここの曲は、テリー・デザリオの「Overnight Success」を使います。

Overnight Success

Overnight Success

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

 

 

第6章 DESIRE

鳳月さん+娘役のソロと、ラインダンスのシーン。

 

前のシーンから情熱繋がりで、中森明菜の「DESIRE -情熱- 」を使います。

DESIRE -情熱-

DESIRE -情熱-

 

 

鳳月さんに導入をお任せするのはとっても贅沢なんですが、彼女の張り上げる歌声が大好きなので…❤︎

娘役は、結愛さんと蘭世さんと羽音さんをはべせて。

 

その後下級生による、黒系のお衣装でのラインダンスとなります。

 

 

 

 

第7章 フィナーレ

大階段の黒燕尾男役群舞からスタート。

曲は、山口百恵の「パールカラーにゆれて」を使います。

山口百恵の曲を歌う月城さんが見たい…)

パールカラーにゆれて

パールカラーにゆれて

  • provided courtesy of iTunes

 

後奏には海乃さんが娘役を引きつれ、大階段上でスタンバイします。

 

 

続いての娘役群舞は、Winkの「愛が止まらない~TURN IT INTO LOVE~」を使います。

愛が止まらない 〜TURN IT INTO LOVE〜

愛が止まらない 〜TURN IT INTO LOVE〜

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

最後に、海乃さんとお揃いのお色味のお衣装に着替えた月城さんが、せり上がりで登場。

 

曲は、松崎しげるの「愛のメモリー」を使います。

愛のメモリー

愛のメモリー

  • provided courtesy of iTunes

 

流れは、

①月城さん登場、銀橋で1番を歌う

+海乃さん舞台上で踊る

 

②歌声無しでデュエダン

 

③2番サビ〜を月城さん歌う+デュエダン

+スモーク

 

 

というものが素敵かなと。 

 

 

 

この曲、歌詞が愛に満ち溢れていて、本当に素敵で…

ぜひ月城さんの深みのあるお声で聴きたいです🥹 

 

 

 

 

第8章 パレード

エトワールは104期・咲彩さんにお願いしたいです🍓

シャンシャンはレコードとジャケット型で!

 

 

 

 

 

曲からレヴューを作るのは、本来はあまり良くない方法であると思っているのですが…

(スターありきではないですし、どうしても単調になりがちなので)

 

昭和の歌謡曲好き・昔の洋楽好きとして、考えていてとても楽しかったですし、今回新たに様々な曲を発掘することもできたので、良かったです!

 

 

また、今回描いたのは”作られた昭和・理想郷としての昭和”でしかないですが、それでもやはり、昭和時代はキラキラしてて楽しそうでいいな~と思う平成生まれなのでした😌

 

※テーマが似ているからか、どうしても『Greatest HITS!』風味になってしまいました…😅

 

 

☆公開に合わせ、イラストを描きました🕺💃

 

 

 

 

 

他のれこうみコンビの創作はこちらからどうぞ🌙🌊

natsu3ichi.hatenablog.com

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natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

 

 

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オフもストイックに!芸を磨く男役たち(1980s~Ⅱ)【オフにおける男役イメージの変遷⑩】

 

こんばんは🌟

他の創作に命を捧げていたので、久しぶりの更新となってしまいました😅

(今度また書きます

 

 

前回から、時代は1980年代に突入。

オフの男役イメージが「確立」していく経緯を、三つの観点から見ています。

今回は二つ目の、「オフでもストイックに芸を磨く」という男役たちの姿勢に注目しますよ~🤩

 

前回のおさらいはこちら👇

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

男役十年・今むかし

まず根源的なところですが、「男役」の作られ方について、改めて考えてみたいと思います。

 

男役。

それは私たちが、ちょっとやそっとで真似できるものではありません。

 

男役とは実際の男性を演じるのではなく、独自の美学や様式美を有した型であり、「男役十年」という言葉が示すように、長い時間をかけて磨かれていくもの*1とされています。

 

つまり男役というのは、一年や二年で簡単に体現できるものではなく、十年といった長い時間をかけて極めてこその存在であるとも言えるでしょう。

 

また、「男役十年」という言葉について。

この言葉が使われ始めた最古の記録は、残念ながら調べ切ることができなかったのですが、1973年1月号の『宝塚グラフ』には、以下のような記述がありました。

 

男役をものにするには十年はかかるという“男役十年”の定義がいまもタカラヅカに生きている。汀夏子はきっちりその十年目に栄光の座についた*2

 

以上のように、「男役十年」というフレーズは、既に1970年代の初めには存在していたことが分かります😳

 

 

 

オフでも男役の芸を磨く?

このように、ものにするには十年もの歳月がかかるという宝塚の男役。

そんな中で一日でも早く理想の男役像に達するべく、オンのみならずオフでも男役の所作などを色々やってみて男役の芸を磨くという男役さんのエピソードは、枚挙にいとまがないですよね!

 

 

例えば『宝塚グラフ』1998年2月号において絵麻緒ゆうさんも、以下のようなエピソードを明かしています。

 

――男役十年とよくいわれますが、それを経てみて如何ですか?

(中略)十年の間に身体に染み付いているものは大きくて、電車の中でもつい足を広げて座っていたりします。それは下級生の頃にいろいろと男役の座り方を研究して、普段から男っぽくしようとしていたからなのですが*3

 

以上より男役として絵麻緒さんは、普段からも男っぽく振る舞い、男役としての芸を磨いていたということが分かります。

舞台の上や稽古場のみならずオフにまで芸を磨くことは、男役を極めるにあたって熱心な姿勢であると言えるでしょう。

 

そして絵麻緒さんは1987年のご入団ですから、1980年代末くらいにはもう、男役の間でそのような姿勢が広まっていたということでしょうか。

 

 

 

 

ですが、もっと昔はそうだったわけでもなさそうです。

 

例えば、1972年ご入団の高汐巴さんのお話。

hint-pot.jp

 

 

 

以下はこちらのインタビューにおいて、高汐さんが男役の芸をどのように磨いていったかというところなのですが…

 

竹山:入団後、同期の方々は助けてくださいましたか。

 

高汐:はい、みんなで弱い部分は助け合いましたが、それでも自分で戦っていくしかない場所なので……。でも、そんな中ですごくいろいろなことを吸収していきました。女性が男性を演じる部分では、生活の中にまったくない感覚を身につけていかなくてはいけないわけです。フランス映画などを観て、男性のかっこいい所作などを勉強しました。

 

竹山:目標になるモデルさんとか俳優さんはいらっしゃったのですか。

 

高汐:すべてです。どんな映画もその中から参考にするというか。あと、美術館に足を運んだり、アートに触れたり、あらゆるものを参考にしたという感じです。

 

竹山:その頃は椅子に座る時も足を開かれて、普段から男っぽくしていたということも?

 

高汐:それはないです! 声も低かったので、男役は割と合っていたんじゃないですか。稽古は厳しかったですが、舞台は楽しく、面白かったですからね*4

 

 

なんと、高汐さんは普段から男っぽい所作をする、というところまではいっていなかったそうです😲

 

高汐さんから絵麻緒さんの間が少し開いているので、これだけでは何とも言えないのですが…

70年代くらいまでは、男役がオフにまで男らしく振る舞って男役の芸を磨くという風潮は無かったのかもしれません。

 

⑨までの記事で確認したように、これは70年代までの男役はファッションもガチガチに男役らしいものを着ていなかった、という点もまた関係しているかもしれませんね。

 

 

 

ファッションもストイックに!スカートはNG

また、オフに関して更にストイックな姿勢を貫く男役も登場してきていました。

そしてそのような男役は、オフのファッションであるにも関わらず、男役を極めるうえではスカートが邪魔者になるとみなします。

 

 

ここでご登場頂くのは、究極の男役というイメージの瀬奈じゅんさん😍(入団:1992年)

wedge.ismedia.jp

 

こちらの退団後のインタビューにおいて瀬奈さんは、「とにかくひたすらカッコいい男役でありたかった。完璧でスキのない男役が私の美学でしたから」と語るうえで、「男役でいくと決めた日からスカートははかなかった」と述べておられます*5

 

ここから、スカートの存在が男役を極めるにあたって障害になるという認識や、スカートを履かないことを徹底するという、男役を極めるにあたってオフの視覚面においてもストイックな姿勢を貫くという意識も伺えます。

 

瀬奈さんの究極のかっこよさには、こういったストイックな男役の美学もにじみ出ていたということなのでしょうか…

 

 

 

また瀬奈さんの発言とも関連したところで言うと、「男役だからスカートは着用しない」という意識は、『宝塚グラフ』1996年9月号における和央ようかさん(入団:1988年)の発言にも見られます。

 

 

和央さんは普段着のおしゃれに関して、「男役としての拘りは、スカートを穿かない事ぐらいでしょうか(笑)*6。」と答えておられます。

 

文末の(笑)には、スカートを着用しないことしか拘りが無いことへの自虐も含まれていると読み取れますが、裏を返せば、そこだけは揺るがなかったとのことなのでしょう。

 

 

 

 

以上のように、1980年代以降に入団し下級生時代を過ごした男役たちの間では、「オフでもストイックに男役の芸を磨く」という姿勢が広まり、それは男役の所作を行ってみるという行動面や、スカートを排除するというファッション面にも及んだということが分かります。

 

 

★男役が自身のジェンダー・パフォーマンスを獲得していく過程に関しては、こちらの記事も大変読みごたえがあります!

第Ⅱ部 思考 ーフェミニズムをめぐる論考 ■読解/倫理 6.宝塚歌劇にみる男役・娘役の向こう側 ー生きていくためのファンタジー – 立命館大学生存学研究所

 

 

 

 

次回は、「で、結局男役はいつまでスカートを履いていたの🤔?」という疑問に迫ります🔍

 

 

 

 

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*1:嵯峨景子「宝塚と男役 “格好良さ”の伝統とアップデート」『ユリイカ』2014年9月臨時増刊号 総特集=イケメン・スタディーズ、青土社、p.216

*2:「スター★コミュニティ マジメが売り物の汀夏子!」『宝塚グラフ』1973年2月号、宝塚歌劇団出版部、p.44

*3:「カラー企画/VOICE -絵麻緒ゆうナチュラルな心を持ち続けて-」『宝塚グラフ』1998年2月号、宝塚歌劇団、p.11

*4:「宝塚は「自分で戦っていくしかない場所」 元花組トップ高汐巴さん50周年に語る昔と今」Hint-Pot、https://hint-pot.jp/archives/118729

*5:「今、等身大で舞台へ―元宝塚トップスターの新たな挑戦 瀬奈じゅん(俳優)」WEDGE Infinity、https://wedge.ismedia.jp/articles/-/10307

*6:『宝塚グラフ』1996年9月号、宝塚歌劇団、p.71

トップコンビ制の確立♥オフでも男役を演じ始めた男役たち(1980s~Ⅰ)【オフにおける男役イメージの変遷⑨】

 

 

ご無沙汰しております💦

 

GW、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

公演中止に胸が痛みますね…

 

 

 

前回の⑧では、男役の間でついにパンツスタイルが定着し、めでたしめでたし~👏👏👏👏👏

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

というところだったのですが、

実はオフにおいても男役イメージが「確立」したのは、1980年代に入ってからであると考えられます。

その経緯を、三つの観点から見ていきます~!

 

 

今回は、「男役がオフの姿でも男役を演じるポートレート」に注目します📚

そこには当時定められた、みんな大好きトップコンビ制が深く関わってきますよ~♥

 

 

 

 

 

 

パンツスタイルは定着したけれど…

80年代に入る前に、パンタロン流行後の男役ファッションについて確認します。

 

 

⑧で確認したように、70年代のパンタロン・ブームをきっかけに、男役においてもパンツスタイルが定着しました。

 

そして男役は確かに、オフにおいても男役イメージを作ることが可能になりました。

 

 

 

しかしパンタロン・ブームは、オフにおいて男役イメージが「確立」する契機とまでには行きませんでした。

実際のところ、男役たちのワードローヴからスカートが消え去ったわけではなかったのです😳

 

 

試しに、パンタロン流行後の1975年の『宝塚グラフ』を見てみると…

あら、安奈淳さんがミモレ丈の爽やかなスカートをお召しでしてよ?

 

さらに2年後、1977年のグラフ。

あらあら、鳳蘭さんもステキなロングのワンピース姿。

 

このように、一度は消え去ったかと思った、男役のスカート姿が復活してきてますよ…?

 

つまり1970年代前半において男役のパンツスタイルが定着するものの、男役はみなスカートを捨て去ったわけではないことが分かります。

 

パンツもスカートも両方楽しむという、男役ファッションの自由さが伺えますね👖👗

 

 

 

80年代:トップコンビ確立の時代♥

さて、時は1980年代に突入。

この時代になるとグラフには、「男役がオフの姿でも男役を演じる」というポートが登場してきます。

 

それに深く関わってくるのが、トップコンビ制度の確立です♥

 

今でこそ当たり前のように思われるトップコンビ制度ですが、各組にトップコンビが意図的に創出され常設化されるようになったのは、1980年代のことだそうです*1

 

当時有名なトップコンビといえば、雪組麻実れいさん・遥くららさんコンビや、月組大地真央さん・黒木瞳さんコンビが挙げられますね💞

 

 

 

 

雑誌に登場するトップコンビ

そしてこのトップコンビが、雑誌のポートにも取り上げられます!

もちろん、舞台化粧をして衣装を着けたオンの姿のポートもあるのですが、注目したいのは素化粧でのオフのポート。

 

1982年のグラフ1月号には、当時の各組のトップコンビが登場した、そのようなポートが掲載されていました~!!

 

ターコさんの表紙がステキな『宝塚グラフ』1982年1月号



 

 

しかも皆さまのポーズはオンでの絡みと同じように、手を取り合ったり寄り添ったりしたものですよ😌💖

はぁ…ときめきが止まらん……

 

 

 

 

このようなポートレートは、舞台上で愛し合っているトップコンビのイメージを、オフにもそのまま投影しているものであると言えるでしょう。

 

よってファッションに関しても舞台上と同じく、男役:パンツ/娘役:スカートというコードに則ったファッションがなされていると考えられます。

 

実際にトップスターは皆さまパンツスタイルで、トップスもブラウスにベストであったり、シャツにネクタイであったりと、男役のイメージに沿ったものを概ね着用されていました。

 

 

また、もしこのようなポートで男役がスカートを着用していたら、舞台上のイメージや関係性を投影することは難しくなるでしょう。

(女の子同士?みたいになっちゃうもんね…)

 

 

 

トップコンビでなくとも…

また時代が進むにつれ、トップコンビという特定の間柄でなくとも、男役/娘役が舞台上の役割を果たすというポートも登場してきます。

 

 

その最たるものは、男役と娘役がデートをするという設定のものでしょう。

 

例えば『宝塚グラフ』1990年2月号~12月号には、各組の男役スターと娘役スターがデートをするというシチュエーションでのポートレート特集が掲載されていました💝

 

スターの組み合わせの一覧👇

ikedabunko.opac.jp

 

 

その中から、11月号の「YAN♥SHIGI Dating in November」をチェックします🔍

この回は、花組安寿ミラさん(愛称:ヤン)と、星組のトップ娘役・毬藻えりさん(愛称:シギ)というカップルでした。

 

 

4カットの写真の内容としては、

①二人の待ち合わせの様子。安寿さんは毬藻さんに花束を渡します💐

②ビリヤードに興じる安寿さんと、それを見守る毬藻さん。

③お酒の席で仲睦まじく語りあう二人。

④二人が恋人のように組んだポートレート

というものです。

 

このようなデートの一連というシチュエーションが成り立つのは、まさに男役がオフにおいても男役イメージを作り、男役を演じているからこそでしょう。

 

 

また、花束を渡すヤンさんがガチ恋レベルでかっこよくて「ひーーーー😇😇😇」ってなるのですが、こんな風に読者がときめけるという点で、男役が疑似恋人と化していることも注目できますね。

 

 

 

もはや「変態」ではない

以上のように1980年代以降はトップコンビ制の確立によって、舞台上と同じく男役/娘役の役割が果されることを狙った企画が紙面においても登場し、男役がオフの姿でもオンと同じく男役を演じるようになりました。

そしてこれにともない、男役イメージにおけるオンとオフの連続性が強くなっていったと考えられます。

 

 

 

また裏を返せばこれは、男役がオフでも男役を演じ、娘役との恋愛関係を表現していてもオッケーになったという可能性も読み取れます。

 

 

⑤で触れましたが、戦前の男役は「変態」とみなされないように、オフに男らしく振る舞うことを禁止されていました。

natsu3ichi.hatenablog.com

 

しかしこのようなポートは、そのようなことをしていても「変態」とはみなされなくなったことの現れであるとも言えるかもしれません。

 

 

 

 

 

※トップコンビ制度の移り変わりについてもっと詳しく知りたい!という方は、中本千晶さんの以下の二冊がおすすめです。

 

研究書ではなく一般書ですし、サクッと楽しく読めるかと思います💓

 

 

 

 

 

 

次回は第二の視点★

オフもストイックに男役芸を磨く男役たちの姿勢に迫ります~💎

 

⑩はこちらから👇

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

 

 

 

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*1:中本千晶『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』東京堂出版、2011 年、p.168

ついに定着!男役のパンツスタイル(1970s)【オフにおける男役イメージの変遷⑧】

 

 

 

こんばんは★

今回はついに男役の間でパンツスタイルが定着する、1970年代について書きますよ~👖👖👖👖👖

 

ここまでにシリーズ7回、劇団誕生からは60年ほどかかりましたね…

はぁはぁ、長かった……

 

 

「それまで男役はパンツ着用してなかったん?」っていう話は前回してます👇

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

パンタロンイヴ・サンローラン

1970年代に男役の間でパンツが定着したのは、世間で「パンタロン」というアイテムが流行し定着したことの影響があると考えられます。

 

www.jiji.com

 

 

 

まずは女性服のおしゃれ着における、パンツの萌芽や流行について確認しましょう🤩

女性のパンツスタイル定着に重要な役割を果たすのが、フランス人デザイナーのイヴ・サンローランです👓

 

ja.wikipedia.org

 

 

 

こちらの左は、彼が発表した《シティ・パンツ》という作品です。

www.kci.or.jp

 

 

この「シティ」という単語が示すように、彼はパンタロンを街着用にデザインして発表した*1そうです。

 

つまり彼がこの年に発表したパンツは、街の中でも着用可能な”日常的なおしゃれ着としてのパンツ”とも言えますね🌃

 

 

 

パンタロン@日本

そして彼が提唱したパンタロンが、日本にも流入していきます。

実際に1968年頃からは、一部の女性に着用され始めたそう*2

 

⑦でも確認したように、パンタロンの登場以前にも女性服の中にパンツはありました。しかしそれは実用着であり、おしゃれ着ではありませんでした🙅‍♀️

 

 

しかしこのパンタロンは、れっきとしたおしゃれ着です✨

このようなパンタロンというアイテムが登場し、日本の世間でも着用されるようになったことによって、オフのポートレートにおいても男役がパンツを着用できるようになったと考えられます。

 

ついに男役も堂々とオシャレしてパンツを履けますよ💞

やったー🙌🙌🙌🙌🙌

 

 

 

すぐに取り入れられなかったパンタロン

ですが、1968年の『宝塚グラフ』を開いてみると…

当時最新のアイテムだったパンタロン、見つかったのは数ページのみ😳

なんで~????🥺

 

 

その理由を明らかにすべく、数少ない男役のパンタロン・ポートをサーチしましょう🔍

 

 

例として挙げるのが、グラフ1968年9月号の、古城都さんのポートレート🍁

この写真に付けられたキャプションには、こう書いてありました📝

8月は『ウェストサイド物語』にすべてをかけたミヤコ(古城さんの愛称)が珍しくおめかしをしました*3

 

このように、当時パンタロンは「おめかしをして」着用するようなおしゃれなアイテムであり、決して日常的に着用するような、定着したものではなかったことがうかがえます。

 

 

また1968年当時、男役の中心的なボトムスはミニスカートでした👗

 

⑦で見た通り、男役がやっとミニを取り入れ始めたのが1967年。

1968年というのはその翌年ですから、男役たちがすぐにパンタロンへ乗り換えるということも考えにくいですよね~😗

 

 

登場したばかりのパンタロンがミニの影に隠れてしまっているという状況は、世間でも同じだったみたいです。

ファッション革命としてミニスカートがひとたび流行し、普及してしまう1968年ごろになると、人々はボトムは永遠にミニスカートであると思い込むようになるなどしており、このような革命をパンタロンがくつがえせるはずがなかった*4そう。

 

ミニスカート、かなり強しですね🔥

 

 

 

男役の乙女ゴコロ?

加えて、「オンとオフで同じ格好をしたくない😫」という男役の乙女ゴゴロ?も確認できます。

そんな記事をグラフや歌劇で見つけましたよ~😳

 

 

1.「安奈淳とおしゃれ問答」(グラフ1969年8月号)

安奈淳さん×ファッションの記事🩳

パンタロンスーツは好き?」という質問に対し、安奈さんはこう答えておられます。

 

オフ以外はけいこもステージも男役のカッコウなので、せめてふだんは女っぽくしていたいので、あんまり着ない*5

 

 

 

またパンタロンからは少し逸れますが、ジーンズの着用に関して当時の「えと文」には、このようなエピソードが👖

(なんと、「えと文」は1960年代からあった!)

 

2.葵悠香さん「心の散歩」(歌劇1968年10月号)

 

月組の旅行で鳴門のうず潮見物に出かけました。皆思い思いの服装で。(中略)

その中で、可愛らしい(スイマセン)フリフリのワンピースのスピッツさん(八重(筆者注:八重はるみさん、スピッツは彼女の愛称))「ワァ、かわいらしい服ですね。」と云う私に、「そうやね、今日よっぽどGパンはいてこよ思ったんだけど、昨日まで舞台ではいてて、又、今日はいて来たら、舞台の続きみたいだからやめてよ」とか。その為かしら、ずーっと見渡しても、男役の人でGパンをはいている人は一人も居なかった*6

 

以上より、「わざわざオフにまでオンと同じようにパンツを着用したり、男らしいファッションをしたりしたくない」という、男役の絶妙な乙女ゴコロ?が確認できますね~😌💝

 

 

 

パンタロン・ブームがやってきた!

1970年代に入ると日本でもパンタロン・ブームが起こり、女性のパンツスタイルが世間に定着します💥💥

 

1970年秋からマーケットサイズが大きくなりはじめ、(中略)71年の秋冬シーズンには、流行商品の花形としてクローズアップされてゆく。

1972年には夏にもパンタロンが受け入れられ、この年の秋冬から73年秋冬までに爆発的な大流行となり、ヤングからアダルトまで、およそすべての女性がパンタロンをファッションとして受容したのであった*7

 

 

ここで、1970年~1973年のグラフにおいて男役がどのようなボトムスを着用しているか、実際に確認を行いました📚

 

ざ〜っと見てみたところ、1972年の上半期までは、パンタロンの他にミニスカートやロングスカートを履いている男役も多かったのですが、72年の下半期にはついに、パンタロンが男役の中心的なボトムスに躍り出ることとなります😆😆😆

 

 

このように男役がパンタロンを取り入れる流れは、世間の流れと大体重なります。

⑧のミニスカートで見たように、世間での定着がなされた頃合いに流行アイテムを取り入れるというのが、やはりタカラジェンヌの姿勢なのでしょうね。

(男役は、決して時代の最先端を行くような存在ではなかった!というのがミソです)

 

 

 

サンローランのデザイン理念と男役イメージ

以上のような流れでパンタロンを取り入れ、男役の間でパンツスタイルが定着しました。

 

よって、ここに来てやっと男役は、「オンとオフに連続性があるイメージ」を作ることができるようになりました~‼‼‼‼‼‼‼‼(ドンドンパフパフ)

 

 

 

ところで、このようなイメージ形成が成しえたのは、流行・定着したのがサンローランのパンタロンだったからこそであると考えられます。

 

以下、少し頭がウニウニになってしまうかもしれませんが、私の考察にお付き合いくださいませ~💦

 

 

まずサンローランは、男性ファッションをいかにして女性の服装に取り入れるかということを常に考え、模索していた*8そう。

つまり彼が発表したパンタロンは、「女性服+男性性」というアイテムであるとも言い換えられますが、あくまでもベースは女性服であるという点が重要です。

 

 

一方、オンにおける男役のジェンダー・パフォーマンスの方法は、元来の女性の身体に男性的特徴を身につけるものであるとされています*9

これは言うなれば、「女性の身体+男性性」という方法であるとも表現できるでしょう。

 

よってパンタロンというアイテムが、オフにおいても男役イメージを形成できることに寄与したのは、以下の二点が理由であると考えられます。

 

一点目は、あくまでも女性服であって、女性の身体を否定せず着用できるという点。

 

二点目は、身に纏うことで女性の身体に男性性を付与できますが、この「女性の身体+男性性」という構図は、オンにおける男役のパフォーマンスを獲得する方法に通じるものであり、オンと重なる方法でオフでもイメージ形成を行うということが可能になったと考えられる点です。

 

もし仮に、男役たちが自らの持つ女性の身体を否定し、男性服を男性服のまま取り入れるという方法では、オンとオフに連続性を持つイメージ形成という転換は、このようには成しえなかったのではないでしょうか。

 

 

 

 

イヴ・サンローランパンタロンについてもっと詳しく知りたい方は、菊田琢也さんの論文

『【68年5月/ファッション】:女性にパンタロンを:イヴ・サンローランと1968年』

がおすすめです🌟

 

ネット上で全文読めます📖👇

tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp

 

 

 

 

男役の間でパンツスタイルが定着し、オフでもかっこいいという男役イメージの出来上がり!

これにて変遷をたどる旅は終了★

めでたしめでたし~😊😊😊

 

 

 

 

 

 

 

と・思・い・き・や!

 

パンツスタイルの定着という出来事は、オフにおける男役イメージが「確立」する契機とまでにはなりませんでした。

 

え、じゃあどんなことがきっかけで男役イメージが「確立」したの~😫???

 

 

というわけで、次回からは1980年代に突入。

男役イメージの「確立」を、3つの観点から見ていきます🤗

乞うご期待🌠

 

 

 

⑨はこちらから⇩

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

 

 

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*1:日置久子『女性の服飾文化史―新しい美と機能性を求めて』西村書店、2006年、p.336

*2:日置、前掲書、p.336

*3: 「おしゃれな妖精」『宝塚グラフ』1968年9月号、宝塚歌劇団出版部、p.5

*4:千村典生『増補 戦後ファッションストーリー 1945-2000』平凡社、2001年、pp.196-197

*5:安奈淳とおしゃれ問答」『宝塚グラフ』1969年8月号、宝塚歌劇団出版部、p.52

*6:悠香「心の散歩」『歌劇』1968年10月号、宝塚歌劇団出版部、p.68

*7:千村典生『増補 戦後ファッションストーリー 1945-2000』平凡社、2001年、p.257

*8:キャリー・ブラックマン『ウィメンズウェア100年史』桜井真砂美訳、トゥーバージンズ、2020年、p.235

*9:ジェニファー・ロバートソン『踊る帝国主義―宝塚をめぐるセクシュアル・ポリティックスと大衆文化―』堀千恵子訳、現代書館、2000年、pp.127-128

男役も脚を出す★ミニスカートの流行(1960s)【オフにおける男役イメージの変遷⑦】

 

 

 

 

こんばんは👒

今回は戦後の男役ファッション、特に1960年代に流行したミニスカートについて書いていきます💕

男役さんも当時は、ミニをはいて脚を出していたんですよー!

 

 

日本においてミニスカートが発売されたのは、1965年のこと。

しかし男役たちは、その最新アイテムをすぐさま取り入れたわけではありませんでした。

お洒落に敏感なタカラジェンヌなら、流行をすぐに取り入れてもおかしくはないかも…

なぜでしょうね😮❓

 

ここには前回の⑥の内容も関わってくるので、繋げて考えてみて下さいね🌟

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

戦後の女性とパンツスタイル

ミニスカートの話題に入る前に、まずは戦後における女性のパンツスタイルについて確認しておきます。

 

これは①でも触れたことですが、

natsu3ichi.hatenablog.com

 

今でこそオフの男役はパンツスタイルが主であるものの、1960年代までほとんどの男役はスカートを履いていました。

 

 

では当時、女性のボトムスはスカートしかなかったのでしょうか?

実際のところは、そうではありません。

 

 

戦後の女性服におけるパンツに関しては、以下のように説明がなされます👖

 

戦時中におけるモンペズボン着用の経験が尾を引いて、戦後の婦人服には、ごく実用的な服種としてのストレートなシルエットのスラックスは完全に定着していた。しかしそれはあくまで実用着であり、ワークウエアであって、タウンウエアではなかった。したがって街中で目につくものではなく、流行とかお洒落の話題になるものではなかった*1

 

つまり、当時の女性もパンツを履くことはありました。

しかしそれは実用着であって、決しておしゃれ着ではないという点が重要です。

 

この実用着/おしゃれ着という観点は、次回キーポイントになってきますよ~☝

 

 

男役とパンツスタイル

では、男役の場合はどうだったのでしょうか?

 

1960年代の『宝塚グラフ』をめくってみると、当時のポートレートにはパンツスタイルの男役は、ほとんど確認できません。

これは、パンツがおしゃれをして着用するようなアイテムではなかったからというのが、大きな理由でしょう。

 

 

また『宝塚グラフ』1960年7月号には、男役におけるパンツの認識がどのようなものであったかが伝わる記事が、二点掲載されています。

 

 

①「家に居る時は…」

タカラジェンヌが、お家での過ごし方を紹介するこのコーナー🏠

(もちろんお部屋のお写真付き😉)

 

今回のゲストは、男役の末広栄さん。

部屋でしっとりとポーズを取る彼女。おやおや、パンツを着用していますよ…⁉

 

 

ですが写真と共に掲載された文章には、

夜はラフなズボンスタイルにくつろぎ、専ら本を読んだりラジオを聞いたり……*2

とあります。

 

つまり彼女は、夜に家でくつろぐためにパンツを履いていたのでした!🏘

 

 

②「藤里美保に関する十二のメモ」

今でもよくあるような、幾つかのワードについてスターが語るコーナー。

今回取り上げられたのは、当時人気を博した「マル・サチ・オソノ*3」の、「オソノ」こと藤里美保さん✨

 

「服装」の項目の中で、パンツに関しては以下のような記述がありました📝

 

よく男役の人達はズボン姿で通っていますが、「私は神戸から通学してるでしょ、だから電車の中などズボン姿では何かテレ臭いような気がして、未だに一ペンもその姿で通ったことがないの、いつもお稽古場で着替えてる」という処など、オソノって案外お洒落な人なのかも知れません*4

 

 

以上より、稽古場において男役はパンツを着用していたことが分かります。

しかし「その姿を公の場で晒すのは抵抗がある😓」という、藤里さんのパンツに対する捉え方が読み取れますね。

 

 

以上の二点を踏まえると、当時は男役もパンツを着用することはありました。

ですが部屋着であったり稽古着であったりと、世間の女性と同じくやはりそれは実用的なものであったことが理解できます。

 

 

 

「良家の子女」はミニスカNG⁉

ここからは、今回の本題であるミニスカートの話へと入っていきます🌠

 

 

1960年代のモードといえば、ミニスカート♥

woman.mynavi.jp

 

 ミニスカートの実例:

www.kci.or.jp

 

*ミニスカートブームのきっかけになった、モデルのツィギー

www.jiji.com

 

 

「ヒザ小僧まる出しのかわいいモード」というキャッチフレーズで、「テイジン・エル」が膝上10センチのミニスカートを発売したのは、1965年8月のことでした*5

 

 

しかし同年10月号の『宝塚グラフ』を見てみると、男役のスカート丈は膝を隠すような長めのものばかりです。

1965年の『宝塚グラフ』



 

よって、ミニスカートという発売されたばかりの最新アイテムを、男役たちがすぐ取り入れたというような形跡は見られません。

あれれ、すぐに流行の影響があったわけじゃないのか…🤔

 

 

 

この現象は発売当時、世間がミニスカートをどう捉えていたかが理由であると考えられます。

 

具体的には、大方の意見は反対論であり、その理由の一つは、膝頭を出すことはエロティックであり、羞恥心がそれを許さず、良家の子女の着用すべきものではないというものでした*6

 

 

つまりミニスカートは発売当時、タカラジェンヌが目指す「良家の子女」イメージに反するファッション・アイテムであったと言えます。

 

 

 

ミニもオッケーに👌

しかし、2年後の1967年のグラフを開くと…

 

 

なんと、膝もあらわなミニスカートを着用したポートレートが登場しています〜😳

 

 

この転換には、世間のミニスカートに対する認識の変化が関わっていると考えられます。

 

実際のところ1967年には、夏に向かって若者の間ではファッションとしてかなりの流行となっており、識者たちも半ば容認という方向へ傾き出していた*7そうです!

 

 

ミニスカートに対する世間の意見が変わったからこそ、「良家の子女」であるタカラジェンヌもミニスカートを履くことができるようになったのですね⭐️

 

 

 

そしてこのように、タカラジェンヌのファッションには世間のあれこれが関わってきているということが、よく分かります。

 

 

 

 

 

次回は、1970年代へと時代が移ります🌟

ついに男役の間で、パンツスタイルが定着しますよ~👖👖👖

 

また女性のパンツスタイル定着に大きな役割を果たした、フランスのとある有名ファッション・デザイナーも登場します👓

 

スカート→パンツへの移行がなされる、このシリーズの大きな盛り上がりポイント‼

どうぞお楽しみに💖

 

 

⑧はこちら👇

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

 

 

 

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*1:千村典生『増補 戦後ファッションストーリー 1945-2000』平凡社、2001年、p.46

*2:「家に居る時は… 末広栄(月組)」『宝塚グラフ』1960年7月号、宝塚歌劇団出版部、p.34

*3:マル:那智わたるさん、サチ:内重のぼるさん、オソノ:藤里美保さん

当時大人気だった3人を、こう呼んだそう。

*4:「藤里美保に関する十二のメモ」『宝塚グラフ』1960年7月号、宝塚歌劇団出版部、p.59

*5:千村、前掲書、p.159

*6:千村、前掲書、p.160

*7:千村、前掲書、p.161

女学生からお嬢さんへ*戦後のイメージ転換【オフにおける男役イメージの変遷⑥】

 

 

 

おはようございます🌸

戦前の男役についての回が⑤で終わり、

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

今回からはファッションが目まぐるしく移り変わる、戦後の男役について書いていきますよ~👔

 

 

 

 

ファッションに関して、戦前と戦後で大きく変わった点といえば…?

 

そう、洋服です👗

 

戦後洋服が広まる中で、『宝塚グラフ』におけるオフのポートレートにおいても、袴でなく洋服を着た姿が中心となっていきます!

 

 

ところで、戦後においても劇団はタカラジェンヌに、③で確認したような「良家の子女」イメージをに持たせる方針を取ります。

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

しかし時代の変化から、袴姿でそのイメージを作ることは難しくなってしまいます😰

 

そこで、劇団が代わりに取った「良家の子女」アピールの方法とは…⁉

 

 

 

 

 

 

「良家の子女」の変化

まず注目したいのは、タカラジェンヌにおいて演出されていた「良家の子女」イメージの指す内容が、戦前と戦後で少し異なっているという点です。

 

③で確認した通り、袴を制服として定めたように、タカラジェンヌに与えられたイメージは女学生でした。

つまり戦前の「良家の子女」とは、「女学校に通うような良い家柄のお嬢さん」というものでしょう。

 

 

一方戦後における「良家の子女」は、「豊かな暮らしをしている裕福な家のお嬢さん」を指します。

 

この転換は、戦後洋服が広まる中で、袴というファッションを使って「生徒」イメージを作るのが難しくなってしまったのが理由だと考えられます。

(そもそも戦前のような女学生ブランドが薄まったとか、女学校の制服が袴ではなくなったという要素も考えられますが)

 

 

 

タカラジェンヌの家庭訪問

では、劇団は袴の代わりに、どのようなものを使って「良家の子女」アピールを行ったのでしょうか?

これを紐解くために、さっそく1960年の『宝塚グラフ』を開いてみましょう!

 

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戦後の『宝塚グラフ』において頻繁に掲載がなされたコーナーの中に、タカラジェンヌの実家やお部屋を紹介するものがあります🏠

そこに掲載された写真からは、彼女たちの家庭の物質的な豊かさや、それらを揃えられるだけの裕福さが伝わってきます…✨

 

例えば1960年9月号の『宝塚グラフ』には、水原節子さんの実家を紹介した写真がされています。

そこには、当時流行であったこけしなどの人形がズラリ‼

その物量には圧倒されるばかりです😳

 

また実家だけでなく、タカラジェンヌが暮らすお部屋を紹介した写真も、多数掲載されています。

そこにはテレビやピアノといった家電や楽器が置かれたものも沢山あり、彼女たちの裕福さが伺えます📺🎹

このような写真は1970年代初めまで存在しており、それほど人気のコーナーだったのでしょうね…😌💓

 

 

 

暮らしが明らかになる写真の機能

このような実家や自室が丸ごと映された写真は、タカラジェンヌが生まれ育ち暮らしている裕福な家庭の存在をリアルに想起させるとともに、

彼女たちが文字通り「良家の子女」であることを読み手に植え付けます。

 

 

現代において、タカラジェンヌのお部屋の写真はすみれコードによって掲載されないので、こんなのをグラフに載せちゃっていいの⁈と驚きますよね😲

ですが当時は「良家の子女」イメージを形成するために、暮らしの様子が明らかな写真が必要だったのでしょう。

 

 

 

「良妻賢母」イメージ

タカラジェンヌに与えられたイメージとしてもう一つ、「良妻賢母」があります。

このイメージの演出も、実家での写真において確認できます。

 

 

例えば1960年7月号では、那智わたるさんが実家に帰省し、エプロンを着けて家事労働にいそしむポートレートが掲載されていました🍳

 

このような写真はタカラジェンヌに、結婚後は「良妻賢母」となるような女性であるというイメージを付与するでしょう。

 

(それにしても、今はこんな男役スターの姿見たくね~って感じじゃないですか😓)

 

 

 

 

次回からは、男役のファッションの移り変わりを詳しく見て行きますよ~🔍

⑦では1960年代に流行した、あのアイテムが登場します🎀

お楽しみに★

 

60年代のファッションを先取りしたい方はこちら⇩

www.kci.or.jp

 

 

⑦はこちら💁‍♀️

natsu3ichi.hatenablog.com

 

 

 

 

 

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