『パッション・ダムール』感想/各シーンはどの作品から?
みなさま、お久しぶりです!
先日、凪七さんのコンサート
『パッション・ダムール−愛の夢−』を観劇してまいりました🥰
岡田先生のロマンチック・レビューが大好きな私にとってまさに垂涎ものの構成で、
「大好きなあの名場面が目の前に…!!!」と、本当にこれ以上なく幸せな観劇となりました♥
ところでこのコンサートの各シーンは、具体的にはどの作品から引用されているのでしょうか?
自分用のメモも兼ねて、今回はこの点について深掘りしていきたいと思います✨
また、感想も併せて。
【第1幕】
第1章 〈プロローグ〉
テーマ曲の「パッション・ダムール」は、今回のために作られたオリジナル曲です。
−間奏曲Ⅰ−
凪七さんが歌われた「DRIFTER IN THE CITY」は、『ダンディズム!』(1995年・花組)より。
この曲はその後『シトラスの風-Sunrise-』(2018年・宙組)において、星条さんが歌っておられました。
第2章 〈アディオス・パンパミーア〉
鞭を使ったダンスが痺れるこのシーンは、『ネオ・ダンディズム!-男の美学-』(2006年・星組初演)より。
湖月わたるさんのご卒業公演ということもあり、サヨナラ色の強い場面でした。
−間奏曲Ⅱ−
有栖さんと莉奈さんが歌われた「Ramona」は、『Amour それは…』(2009年・宙組初演)で使われた曲です。
羽扇を使った優雅な雰囲気にうっとり💕
この曲で、妖精の世界に誘われ…
第3章 〈妖精の森〉
凪七さんがリアルプリンス!なこのシーンは、前のシーンと同じく『Amour それは…』より。
パステルカラーに包まれた、私の大好きな甘い甘い夢の世界がそこにありました…💞
ベタですが、とびきり素敵な男役さんが、とびきりかわいい娘役さんと出会って、そして恋に落ちる…そんなシーンが大好きなんですよね。
−間奏曲Ⅲ−
天月さん・叶さん・汐聖さんが小粋にキメる「You and the night and the music」は、『ダンディズム!』より。
こちらもその後、『ネオ・ダンディズム!-男の美学-』で歌われました。
第4章 〈愛の誘惑〉
テンションが爆上がりだったこの一連のシーンは、『ル・ポァゾン-愛の媚薬-』(1990年・月組初演)より。
真緑のピンスポットを浴び、まずは縣さんが青い林檎を持って妖しく歌います。
そして林檎がぶん投げられた後は、「ザ・男役!」というような、もの凄く男くさいスーツでのダンス。
「この振付!やっぱりこういうコテコテなのが好き~💖」と、血が滾りました。
−間奏曲Ⅳ−
前のシーンとは打って変わって、爽やかに登場した叶さん。
『シトラスの風Ⅱ』(2014年・宙組)、『シトラスの風Ⅲ』(2015年・宙組)で使われた「Smile」を歌われました。
曲の雰囲気と歌い方、そして笑顔がとてもマッチしていて、肩の力が抜けてこちらも微笑んでしまうような空気感に、劇場が包まれました。
第5章 〈ALL BY MYSELF〉
メッセージ性が心に響くこのシーンは、『ナルシス・ノアール』(1991年・星組初演)より。
学年を重ねられた凪七さんだからこそ、ハマるシーンだったと感じました。
【第2幕】
第6章 〈ハードボイルド〉
パキッとした白黒ストライプのスーツに身を固めた、眞ノ宮さん・縣さんのタンゴから始まるこのシーン。
こちらはロマンチック・レビューを語るうえでは欠かせない、『ダンディズム!』の名場面です🌟
ここの眞ノ宮さん、とってもけしからん感じの前髪でして…
(いいぞもっとやれ)(はらはら靡く前髪が大好物)
とにかく皆さんがかっこよすぎて、息が詰まりそうなシーンでした!!!!!
こちらの「PARADISO」という曲は、『ネオ・ダンディズム!-男の美学-』、
そして『シトラスの風-Sunrise-』にも受け継がれました。
−間奏曲Ⅴ−
可愛らしいフリフリのお帽子スタイルで、清らかで澄んだ歌声を披露して下さった有栖さん。
曲は同じく『ダンディズム!』より、「仙女の祈り」です。
有栖さんのご活躍が、もっともっと見たいなと思う今日この頃です。
第7章 〈学生王子(GOLDEN DAYS)〉
このシーンはロマンチック・レビュー・シリーズからは外れますが、同じ岡田先生の作品である『タカラヅカ・グローリー』(2004年・雪組)からの引用です。
士官と令嬢という、とってもタカラヅカらしい組み合わせでございました。
−間奏曲Ⅵ−
しっとりと美声を聞かせて下さった、天月さんと千風さんのコンビ。
このシーンは、『シトラスの風』(1998年・宙組)、『シトラスの風Ⅱ』、『シトラスの風Ⅲ』からの引用でした。
−間奏曲Ⅶ−
ここで使われた「She」は、『Amour それは…』で蘭寿さんが歌っておられました。
縣さんの伸びやかなダンスが、とても印象に残るシーンでした✨
第8章 〈愛の歌〉
ここで歌われた「愛の歌」は、リサーチ不足で申し訳ないのですが、どうやらタカラヅカの名曲であることは間違いないようです。(おい)
分かり次第追記します~!
(熱愛のボレロと混じる…)
以上、本編の各シーンがどの作品から引用されたかをまとめてみました。
丁寧に探したつもりではありますが、抜けや間違いがあったらすみません💦
まさに『ザ・ロマンチック・レビュー』ともいうべきな構成。
どのシーンも名場面ばかりで、岡田先生のファンとして、そして宝塚ファンとして、本当に大満足の公演でした。
また、第〇章と間奏曲が交互に来る構成に、あぁ、岡田先生のレビューだなぁと思ったり。
とにかく岡田先生、本当にありがとうございました♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
これからも先生の作品を観劇できること、心より楽しみにしております!!
個人的には大変マニアックですが、
凪七さん、11年越しに『Amour それは…』に出演!?
という感想が残りました(笑)
と言いますのも、凪七さんは当時『エリザベート』に出演しておられて、アムールには出演されずだったのです。
また、今回はプロローグの娘役さんのお衣装が夢・アモールのシーンで使われていたものだったし、同じシーンの曲も歌われていたし、妖精のシーンもラモーナのシーンもsheも引用されてたし、で、けっこうアムール成分が多めだったなと思いました😂
10月25日(日)14時半からは、この公演のライブ配信もありますね!
タカラヅカファンの皆様に、全力でおすすめしたい公演です!
そして、優美で華やかなロマンチック・レビューの世界に浸り、ひとときの安らぎになること間違いなしです💚
ロマンチック・レビュー・シリーズの、『シトラスの風』に関する記事はこちら!
ブログ村に参加しております。
ポチして頂けたらとても嬉しいです!更新の励みになります!