深掘り*タカラヅカ

男役イメージの研究で修士号を取得した筆者が、宝塚をあれこれマニアックに深掘りします。

『メランコリック・ジゴロ』の舞台って?

こんばんは*

今回は2018年花組全ツよりもう一本、『メラコリック・ジゴロ』を深掘りします!

 

スーツ好きにはとても堪らないのと、ダニエル・スタンのコンビがとってもよきです。(れいまい素敵だった♡)また、最後の一分間ぐらいに萌え要素が詰め込まれすぎていて、怒涛の展開に感情がとても忙しいです。

正塚晴彦先生のコメディー作品ですが、『愛するには短すぎる』と同様、テンポが良いところが好きです。また、面白い動きとかではなく、セリフで笑わせるところも特徴かなと。

 

ところで、『メラコリック・ジゴロ』の舞台って、一体どこなのでしょうか?

 

 

1993年に安寿ミラ主演の花組で初演、2008年と2010年には真飛聖主演の花組で、2015年には朝夏まなと主演の宙組で再演された名作コメディ。1920年代のヨーロッパを舞台に、陽気なジゴロたちが一攫千金を企む夢物語を、笑いとペーソスの中に描いたミュージカルです*1

 

 公演解説には1920年代のヨーロッパを舞台に、とありますが、具体的な地名は書いてありません。

そこで今回はお芝居の中にある要素を拾い、『メラコリック・ジゴロ』の具体的な舞台について探ってみたいと思います。(こんなこと気になってるの私だけかもしれない…)

 

 

カギ① 新聞

睡眠口座の報告が載っている新聞をダニエルが見ていますが、その新聞のタイトルは「LE FIGARO」。調べてみたところ、なんと実在の新聞みたいです!

フィガロ (新聞) - Wikipedia

フランスの日刊紙で、ここでフランスという具体的な国名が出てきました。

 

カギ② カフェの文字

登場人物たちが集うカフェは、劇中に何度も登場します。

そのカフェのセットの上部には、裏返ってて分かりにくいですが、COTE D'AZUR とあります。

コート・ダジュールといえば、南フランスの有名な海岸です。コート・ダジュール - Wikipedia

同名の、1993年の宝塚歌劇のショー作品もありますね。(筆者未見)

またまたフランスに関連する要素が出てきましたよ…!

(まあ、ブラジルの海岸であるコパカバーナの名を冠したクラブがアメリカにあるという事例もあるので、その線も無きにしも非ずですが)

 

カギ③ カーニバル

街中では、華やかなカーニバルが行われます。謝肉祭 - Wikipedia

ページの中に世界各地のカーニバルという項がありますが、カギ①②でフランスが怪しいということが判明したので、カーニバルがあるフランスの都市、ニースに注目しましょう。

そうすると、ニース - Wikipediaの中に、これはビンゴという一文が…!

 地中海コート・ダジュールに面する、世界的に有名な保養地・観光都市である。

 

これでフランス・コートダジュール・ニースという三つの地名が繋がりました!!

 

以上より、『メラコリック・ジゴロ』の舞台は、フランス・ニースであると言えるのではないでしょうか。

 

 

真偽のほどはわかりませんが、こういった謎解きをするのも楽しいですね。

読んでくださって、ありがとうございました🌼

 

 

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